モーグル上村愛子の4位 「あと1秒半縮められた」理由

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<テレビウォッチ>赤江珠緒が言うように、「メダルを取らしてあげたかった」。フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(30)は1歩、表彰台に届かなかった。

長野から1段1段

   長野の7位に始まり、ソルトレイク6位、トリノ5位と、1つずつ順位をあげ、今回のバンクーバーが4位である。

   「なんで、こんな1段1段なんだろう」と、彼女は何度も涙をぬぐった。

   専門家によれば、上村の力なら、もう1秒半はタイムを縮められたという。スピードに乗り切れなかったそうだ。高速で滑り降りる武器となるカービングターンには、ずいぶん磨きをかけたはずだったが……。

「カッコよかった」

   吉永みち子は「彼女の存在で、みんながモーグルという競技になじむことが出来た」と功績をたたえ、「メダル以上だ」とした。松尾貴史も「カッコよかった。それで十分」と述べた。

   観客席で見つめた母親(58)の「私は満足しています。私にとっては1番ですから」という言葉が胸にしみる。

   メダル獲得を目指した彼女の旅は、ひとまず終わった。4年後のソチにも挑むのだろうか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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