<テレビウォッチ>名古屋市では河村たかし市長と市議会の衝突が盛り上がっているようだ。第1弾の「市民税の10%減税」は市長の主張がとおり可決された。第2弾の「地域委員会」を今朝(2月12日)の番組で取り上げた。
ボランティアで
小学校の学区単位毎に何人かの地域委員を選び、選ばれた委員が自分たちの町づくりに当たる。委員を選び出すのは、自ら手を挙げて登録した選挙人。当選した委員は福祉、洪水対策、公園の管理などのテーマを決め、それに市が予算をつけて、委員会が執行することになる。委員はほぼボランティアで月、数千円支給されるだけ。番組によると、モデル事業はすでに始まったらしい。
河村市長は「市民の自立が目的」とし、「ユナイテッドステーツ・オブ・名古屋」構想だと話す。市長は「大統領」になるのか?
活動のフィールドが狭まり、職域をおかされる市議会側は面白くない。市議の1人は「登録選挙人が高々10%くらい。正当だろうか」と疑問を呈し、「市長の独裁になってしまう」と反発する。
市長の方は「市議補選の投票率は14%だった」とし、独裁云々については「そんなことのために国会議員を辞めて、年収800万円の市長をやりますか」と反論する。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト