<テレビウォッチ>バンクーバー五輪も目前。勝負はどうなるのか、予想がさまざま飛びかうなか、番組が東京新聞記事を基に紹介するこの予想家は、なかなか期待できそうな触れ込みである。
「多くて2、3個」
米コロラドカレッジのダニエル・ジョンソン助教授。経済学が専門で、個々の選手についてはまったく考慮せず、国の人口、所得、開催地との近さなどのマクロ的な要素から、国別のメダル数を予想する。前回のトリノでは1位のドイツのメダル数を1個違いで言い当てるなど、過去5回の五輪で的中率が90%を超え、評判を取る予想家なのだという。
もっとも、スッキリ!!には、大胆予想家のテリー伊藤がいる。テリーは「いやあ、アテになんないな」とマクロ予想方式に否定的だ。
さて、このジョンソン助教授に同紙が日本のメダルを占ってもらったところ、「多くて2、3個」「(前回から)変わった要素はない。2個以上取れれば大躍進」との厳冬予想だったそうな。
これを聞いたテリーは「なんか水を差すような奴ですね」「何言ってんの。バカじゃないの」とご立腹である。ちなみにテリーは日本のメダル数を27個と予想している。
「インスタント・ジョンソンがこんなこと言ってますよ、テリーさん」と司会の加藤浩次が煽り立てると、テリーは「バカ! バカ!」とテレビに向かって叫ぶ。隣の加藤もテリーに倣って、「バカ!」と叫んだ。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト