<テレビウォッチ> 「小沢さんの記者会見にはすごく違和感を……1番の責任はあんたじゃないのと言いたい」。コメンテーターの小笹芳央(リンクアンドモチベーション社長)の感想である。
「スジとして違う」
政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴された民主党の石川知裕衆院議員が2月11日離党届を出した。
元はといえば小沢幹事長の秘書時代に起こした事件。その小沢は記者会見で、まるで人ごとのような興ざめのコメントを……
「本人自身が判断したことなので素直に(離党届を)受け取った。私の方から積極的に離党を働きかけたのではない」
キャスターの小倉がこれに反応して「『オレのためにやってくれたのは分かっているよ。あとは君が自分で判断して辞めるか、辞めないか決めなさい』って、どう考えたってスジとしては違うよね!」と。
「自由な議論のない…」
そんななかで2月11日に同党の衆院議員が集めって会合を開いた。あいさつに立った小沢幹事長に会場から「イチロー、イチロー」コールがわき起こった。
一体この『怪気炎』は何なのか??
かつて民主党の事務局にいたことがある政治アナリストの伊藤惇夫は白けた表情で「自由な議論のない、統制がとれた不気味な組織ですね……」。
一般が感じている冷え冷えとした違和感に小沢は何時どんな形で決着をつけるのか?
小倉は「支持率をある程度まで下げておいて、前に代表を退いた時のパターンのように、参院選直前に辞めるということもありますかね……」と。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト