タンス預金4億円は「資産」にあらず クリーン度判定不能

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   <テレビウォッチ>今朝(2月9日)も『話題の人』小沢幹事長の登場だ。

預貯金はゼロ

   「衆院議員の資産が公開されました。気になる小沢幹事長の資産ですが、意外にも預貯金はゼロでした」と小沢関連の2つの話題を。

   まず衆院予算委員会で野党から小沢の政治責任を問われた鳩山首相「責任は当然あると思います」と語ったが……

   そのあと官邸で小沢不起訴後初の『小鳩会談』が行われ、次のようなやり取りがあったと番組は伝える。

   小沢の「この仕事をこういうことで続けてよろしいか?」に鳩山が「ぜひ一生懸命頑張ってください」。

   そんななかで8日、衆院議員の資産が公開された。金持ちの順に1位が首相の16億3680万円、2位は弟の鳩山邦夫8億1673万円……注目の小沢は12位で1億9304万円。

   当然、疑問は資産管理団体の土地取引事件で一時用立てた小沢の個人資産4億円。その後返済されたハズが何処へ??

政治家がクリーンかどうか

   この疑問を知ろうと、番組リポーターが向かった先が衆院第2別館の『資産等報告書等閲覧室』。で、小沢資産を閲覧するとあるはあるはでビックリしたのが全国に散らばった不動産だった。

   東京・世田谷の私邸をはじめ、東京・港区の高級マンッション1室、岩手県奥州市の実家や静岡県東伊豆、さらに何故か沖縄・辺野古近くの土地も。ところが預貯金はゼロ、いったいあの4億円は……

   実は、リクルート事件など政治家の汚職まん延で1993年に始まった資産公開。対象となっている資産は本人名義の土地・建物、定期預金、自動車・船舶・美術工芸品などに限定され罰則規定もない。普通預金やタンス預金は対象外となっているのだ。小倉が「あの4億円はタンス預金になっているんですかね~」。

   8日の定例会見でもこの資産を問われた小沢は「個人の資産が金持ちとか金持ちでないとか、そういうことが政治家の資質とはイコールではない」と答え、はぐらかした。

   竹田圭吾(ニューズウイーク日本語版編集長)は「金持ちだからと言って政治家の資質を問うものでないというのは確かにそうだが、政治家の行動がクリーンかどうかを見るものだ……」と反論した。

   政権交代前に盛んにクリーンを標榜していた『公約』はどこへ行ってしまったのか??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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