<テレビウォッチ>仕事中の銀行員がパソコンでセミヌード写真を見ている場面がテレビで生中継されてしまった――。オーストラリア発で動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)を通じて世界中に広がった話題を、2010年2月8日の「ひるおび!」(TBS系)が紹介した。
問題の映像(2月2日放送)が流れる。場所はオーストラリアの銀行内。男性担当者が経済ニュースをテレビ生中継で伝えている。その画面奧にパソコンを操作している男性銀行員の後姿が映っている。何やらパソコンキーを触っていると、パソコン画面には女性モデルのセミヌード写真が大写しになって現れた。パソコン前の男性は、テレビ中継が行われていることを知っていたのか、「まさか……」という表情で後を振り返り、テレビにしっかり顔が映ってしまった。
その後、この男性が解雇されてしまうのでは、との懸念も出たが、結局解雇は免れることができたようだ。実は画面に映った女性モデルは、俳優オーランド・ブルームの恋人として知られるミランダ・カー。著名人のミランダがこの男性を擁護する発言をしたり、職場の仲間たちがクビにならないよう活動したりしたことが影響したようだ。銀行側が「処分なし」を発表した。東京スポーツ(2月5日号)を引用するなどして伝えた。
コメンテーターで弁護士の八代英輝もこの男性をかばった。仕事上のメールを処理する中で、本人は知らずにいたずらメールを開いてしまっただけなのではないか、という趣旨だった。一方、司会の恵俊彰は厳しい意見だ。あの場面で男性が後を振り向いたのが良くない、と指摘した。やましい部分があったから振り向いた、という印象を与えてしまった点が失敗だと評していた。
(テレビウォッチ編集部)