<テレビウォッチ>「引退したわけですから、朝青龍がどこへ行こうが勝手だし、我々が大騒ぎすることはないんですがね~」(キャスターの小倉)と言いつつ番組は、ほぼ1時間かけて朝青龍の大特集を。
「虚勢の張り方」
引退会見で「ゆっくり休みたい」と語っていた朝青龍が翌日(2月5日)、『傷心』の思いがまだ吹っ切れないのではと思ったが、意外とサバサバした表情で姿を現したのは成田空港。
待ち構えていたのはカメラとマイクだが、リポーターの執拗な質問にも終始無言で通して機上へ。
休養地に選んだ行先は、氷点下25度というふるさとモンゴルではなく、ハワイだった。
スタジオに生出演した漫画家・やくみつるが、その朝青龍の心境を……
「直接モンゴルに帰らないでハワイに行ったということは、(会見 で)しょぼくれた姿みせてしまったので、そのまま国に帰ったのでは敗走したイメージを与える。これ見よがしにリゾート地に行ったのも虚勢の張り方で、朝青龍らしい」
「なんでこんなに…」
で、到着したハワイでもやはりカメラとマイクが……。朝青龍は「プライベートできているのだから……」と断っても、宿泊先の高級ホテルまで追い回すしつこさ。
その朝青龍がゴルフ道具を詰め込んだリムジンで出かけた後、ホテルに帰らず、行方知れず。
わざわざ取材で現地入りした ディレクターは「どこのゴルフ場に行ったかもわからないし、ホテルに帰った様子もない。途方に暮れています……」と、電話でその模様を……
コメンテーターのピーコからは「なんで(マスコミは)こんなに追っかけるのか、先行き(朝青龍が)何をするのかがあるんですかね~」とやはり疑問が出る。
『伝統』を重んじる日本。そのマスコミのこれぞ伝統的な追っかけ報道!? さて、マスコミの追っかけのしつこさに休養できたかどうか??
ちなみに、2月13日はモンゴルの「旧暦大晦日」、翌4日は「旧暦の正月」。この時は朝青龍も帰国するのだろうが、本人のスケジュールが現在はっきりしているのは、10月3日に両国国技館で行われることが決まった断髪式という。