<テレビウォッチ>2月4日の引退会見で、「しばらく休みたい」といった朝青龍は、翌日からハワイへ。これをまた、取材陣が追い回す。
よくあること
赤いサンバイザーにサングラス、黒いTシャツ姿で、リムジンにゴルフバッグを積み込んで、いずこかへ去った。これが日曜日の映像で、前夜はカラオケに興じていたという。日曜夜に予定されていた会見も、キャンセルになった。
そのハワイにはTBS外信部の記者がいた。みのもんたが、いいことを聞いた。
「(取材が)1人もいかないで放っておいたら、どうなりましたかね?」
しかし、この記者が全然ダメ。しゃれた答えがかえってくるどころか、「(着いたばかりで)まだ、朝青龍の姿を見ていない」というのだから、会話にならない。みのはそれに、「今後はタレントとしていくんでしょうか?」なんて聞く。そんなこと、外信の記者にわかるわけがない。
スタジオに、元モンゴル国立大学客員教授の宮田修が登場。これで、本人そっちのけで盛り上がった。
「モンゴルでは酒のうえで多少あばれるなどはよくあること。だから現地では、朝青龍は陰謀にはめられた(優勝記録の更新を阻んだ)などといわれている」という。現地の声も、「あんなことで引退することない」といっていた。
みのは「今後の交流は大丈夫?」
宮田は「心配ない。モンゴル力士は沢山いるし……それより、朝の4時5時まで酒飲んでいた人が優勝しちゃうんじゃね」といって、さらに「朝青龍は次のロンドン五輪にモンゴルのレスリングの選手で出れば、金メダルをとれるかもしれない」「へえー」
国会議員に?
すでに「ASAグループ」というのを率いていることは知られている。旅行会社、人材派遣会社、レジャー施設、国営サーカスから投資銀行まで買収しているのだと。「国会議員に出れば、120%当選する」と宮田はいう。
すでに国会議員になっている元旭鷲山のダバー・バトバヤルは、ホテルやテレビ局など30社くらいの新興財閥を形成していて、ASAグループはそれに次ぐのだという。
そのバトバヤルは、「(朝青龍は)旧正月(13日)には帰ってくると聞いている」と。大相撲では因縁のある先輩、後輩だが、「人生の横綱になってほしい」と余裕を見せていた。
朝青龍の退職金、特別功労金(多少減額ともいわれる)など合わせると、1億をはるかに超える額になる。宮田は、「懸賞金の積み立てが1億5000円あると聞いてる。モンゴルでは10倍の値打ちがあるから、相当なことができる」
しかし、もし政治家になるんだったら、「まず大学へいって勉強してほしい。みのさん、どこか紹介してやってください」(大笑い)