夫抜きの「エア結婚披露宴」 女子度アップする理由

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<テレビウォッチ> 繰り返し番宣CMを流しかなり力を入れていた日テレ「世界1のSHOWタイム」の視聴率(2010年2月1日)がまさかの19%越えをして、業界ではちょっとした話題になっている。

当初「わびしすぎる」の声

   動画サイトで素人芸が人気となり、パフォーマンスをめぐる状況は変化があるものの、テレビ番組としての視聴率は厳しいだろうと予想されていた下馬評を見事に裏切ってくれた形だ。

   しかし、エピソードでパフォーマーに感情移入、同情させてからショーを見せる手法は、テレビ番組では必然だろうが「近所の@@さん家の娘さんが出ているピアノ発表会」という感覚と大差ない。同時間帯に再放送されていたグラミー賞授賞式で、圧巻だったピンクのパフォーマンスにノックアウトされた身としては、どうしても陳腐に思えてしまうのだ。

   な~んてことを思っていた次の日、私はパフォーマンスの領域になるようなイベントに参加してきた。それは友人で仕事仲間の女性放送作家が企画した「エア披露宴」なるもの。

   普通の披露宴と同じように、ケーキ入刀やら、成長記録の映像、余興が催され当然ながら壇上のテーブルには食器も食事も2つずつ用意されている。だが、そこにいるのは新婦だけ。自分の誕生日に何かしたいと企てた彼女が考えたのが、新郎がいないという「エア披露宴」。

   なんとも奇抜な企画に対し、男性陣からは当初「わびしすぎる」「意味がわからない」「あいつ大丈夫か?」と、まるでBL(ボーイズラブ)に対する一般男性の見解と同じような意見が聞かれた。企画としては面白いが、実際に行う彼女に対して理解に苦しんだようだ。だが、ふたを開けてみたらこれがヤミツキになる素養を秘めているイベントだった。

   職場代表挨拶として「人生でおそらく1回しか体験しないであろうエア披露宴を楽しみましょう!」な~んて参加者にもったいぶって言ってしまったのだが、披露宴が進むうちに、人生に1回だけではないような気がしてきた。

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