(C)2009 Oren Peli d.b.a. Solana Films.
<パラノーマル・アクティビティ>主人公ケイティと恋人のミカはごく普通のカップル。しかしケイティは8歳の頃から超常現象に度々悩まされていた。
超常現象の正体は…
それは2人が同棲を始めた家でも起こっていた。ミカはビデオカメラを購入し、超常現象の正体を探るべく、寝室にカメラを設置して眠りについた。その20日間を記録したビデオ映像。そこに映し出されていた驚愕の事実とは・・・・・・?
超低予算で制作されながら、口コミで噂が広がり、公開5週目にして全米1位を獲得。興行収入1億ドルを記録した話題のホラー映画。
まず、心臓の弱い方にはあまりお勧めできない映画だろう。そしてなかなか展開が進まない、同じようなシーンが続く映画に退屈してしまう方にもお勧めできない。
撮影を始めた日から、日を重ねるごとにエスカレートする謎の現象。しかしその現象も物音やドアが勝手に開閉するなどで、物語が終盤にならなければ、さほど怖いこともない。じわじわと迫りくる、しかし正体の見えない「何か」に怯えるという設定。それ自体は面白かったが、ラストまで持っていく途中にいまひとつひねりがなく、見ていていい加減飽きてしまう。
日本ホラーは怖い
この映画を見に来た人の多くが、過剰なまでに話題性だけが先行していたことによって、期待度が高まっていたことは間違いない。満員の映画館。「一体どんな恐怖が待っているのか?」「ここまで話題をさらった映画とはどんなものか?」――。観客は期待に胸を躍らせて、スクリーンを見つめていた。
が、期待以上の結果は得られたとは思えない。唯一最後のシーンでは悲鳴をあげたが、終わってから考えれば、素人でももっと面白く出来てしまいそうなシナリオだった。日本のホラー映画のレベルは高い。怖いものを見る目を養ってきた日本人にとっては、この映画は物足りないだろう。
PEKO
オススメ度:☆☆