プロ野球・広島東洋カープの石井琢朗選手がブログで、体を限界まで酷使しているキャンプの様子を書き込んでいる。
2010年2月4日に書いた「限界?」と題した記事によると、朝起きた瞬間に限界を感じたというのだ。理由は体がきつくて、起きられそうになかったから。「おそらく、石井琢朗の22年間の中で一番きついキャンプを送っているんじゃないかな」
もちろん、もっときつい練習をこれまでにも経験しているが、今までは「若さ」で乗り切れていた。それが39歳の石井には「若い時と同じ練習でも、倍以上のきつさがあるんだな」とこぼしている。
とりわけ練習中にあった3.2キロ走は心底、妥協しようと思ったという。というのも、3.2キロ走の前には「ティー」が連続で行われ、「終わった後は、生まれたての小鹿ですよ」。つまり足がパンパンに張っていたのだ。
「ひと回りも違う、若い奴がキツイって言ってるのにもうすぐ40のおじさんが、きつくないわけないじゃないですか」
ただ、そうして迎えた3.2キロ走では意地を見せ、気力で乗り切ったらしい。自分に勝てなかったかもしれないが、負けることはなかったと少しは満足している。「僕の限界はまだまだ先の方にあるような気がした今日の第1クール最終日でした」<テレビウォッチ>