「仲間が増えますよ」
やくみつる(相撲協会外部委員)は、朝青龍の件にしても、理事選問題にしても想像以上に報道量が多く、反響も大きく、さすがの相撲関係者も黙殺できない状況に追い込まれたとし、「一門としてこれ以上、糾弾せず、引き留めざるを得なかった」と解説した。
相撲ジャーナリストの中澤潔は「推測だが」と断ったうえで「武蔵川理事長に『収めろ』と言われたような気がする」と述べる。
赤江珠緒から「安治川親方の今後は大丈夫でしょうか?」と尋ねられた中澤は「掟を破ったという空気は一門の他の親方にも強く残る。精神的には苦しいと思うけど、協会から出て行くと厳しい社会情勢の中、生活がたいへんだ。変な教育を受けず、自分の意思を通す親方になってほしい。若い親方たちも気がついて仲間が増えますよ」と結んだ。
2010年は、角界にとって歴史的な年になりそうである。
文
アレマ