「ある程度の処分しないと…」
スタジオで小倉が「被害を与えた横綱は何もしゃべらない加害者も何もしゃべらない。ことの真相が分からず我々にとってもやりようがない」と嘆いた。
それでもゲスト出演した相撲アナウンサーの銅谷志朗が「何かあったから示談をしているわけで、警察の動きとは別に、相撲協会は独自の判断で事実関係を洗い出し、ある程度の処分をしないと収まらないでしょう」と。
しかし、調査委員かを立ち上げても当初は、「本人が酔っていて記憶にないでは、話を聞いてもしょうがない」と及び腰。事実関係の洗い出しもたかが知れている。
ところが、このあと小倉の「横綱って酒の飲み方ってすごいの?」からだんだん脱線気味に。
まず横野が「(場所中に)お酒を飲むことは悪くない。次の日に勝って迷惑かけなければ問題はないと思う」と朝青龍を擁護。これに小倉が「場所中、飲む関取はいますからね~」。
部屋で飲むぐらいはともかく、東京・六本木で未明の泥酔を庇うとは。伝統とか神事とか横綱の品格とかは一体どうなるの……
続いて芸能リポーターの前田忠明が「(被害者を)一般人という言葉でくくりつけるのも。一般人と言うが、いろいろなタイプの一般人がいますよ。その点もよく考えないとダメだと思います」。
多分、前田は被害者が「被害届を出しません」と、おカネでうやむやにしたことに不満を持ったのだろうが、ここで問題なのは、鍛えあげた格闘家が『一般人』を殴って傷害を負わせてこと。一般人の『タイプ』で傷害事件を判断するのも??
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト