<テレビウォッチ>貴乃花を理事に選んだ相撲協会の理事選で、立浪一門に造反して退職するとしていた安治川親方(36)がきのう(2月3日)、一転して協会に残ることになった。
外部の声を意識
このままだと、立浪一門への風当たりが強くなるのを避けたらしい。一門の理事、友綱親方が安治川親方にただし、「やめたいわけではない」「ならば勉強しろ」となったという。友綱親方は、「処罰はない。これからいろいろ言われるだろうが、それが処罰だ」と話した。安治川親方は、一門の逆風の中で生きることになる。
しかし三屋裕子は、「結果としてはよかったが、一門のことを考えて慰留したというのだったら、ちょっと違うのではないか」と。これは正論だ。
スタジオ・ゲストは評論家の山崎正と元文科省次官の松浪健四郎。山崎は「協会が外部の声を意識するようになったのは、進歩」。松浪も「上手に収めたなという感じ。慣例で動く社会だが、安治川の功績も評価されるでしょう」といった。
「総裁選でも造反わかる」
また、友綱親方は、「(残る1票の造反を)捜すことはない」といったが、「黙ってれば、わからない」という山崎に松浪は、「わかるもんですよ。われわれの総裁選でもそうなんだから」。
対して三屋は、「犯人捜しなんてもってのほか」。しかし松浪は「人間社会だから、そうなる」
みのもんたが、フリップの「二所ノ関一門から1票」を指して、「この1票、だれ?」(笑い)
安治川親方が借りていた年寄株は、現役の安美錦のもの。このため伊勢が濱親方はきのう、「うちが貸している名跡で造反とは、信じられない」とはげしく反発していた。この株こそが、本来改革すべきもの、と山崎はいう。買えば2億円だという。
みのが「そんなに高いの。いまだったら小沢さんくらいだよ、買えるの」(笑い)