プロ野球12球団が一斉キャンプインした2010年2月1日、09年で引退し野球評論家となった元阪神タイガースの赤星憲広もブログで、その様子を伝えている。
「『赤星選手』ではなく、色々なところで『赤星氏』と呼ばれるのもなかなか慣れません」
と素直な心情を吐露する。突然の引退発表から2か月ほどだから無理もない。ただ、評論家として初めてのキャンプでは「12球団すべて」を回りたいという。「タイガースの練習しか知らないので、他チームのキャンプに行けば多くの発見がある」。そんな、野球に対する貪欲な姿勢もあるようだ。
早速、阪神、オリックスと視察したそう。オリックス・岡田監督に「昨日いったんやろ?どうやった?」と阪神の様子を「逆取材」されたり、阪神からオリックスに移籍した浜中治の練習を「評論家の自分」が「違和感ありあり」で見ていることに気づいたりと、まだ慣れていない様子だが、「12球団を回っていくうちに、色々な発見をどんどんとしていきたいですね」と意欲を見せる。
さらに、赤星が現役時代に行ってきた「車いすの贈呈」についても「社会貢献はユニホームを着ていなくてもできること」と、その慈善活動を継続。「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」の設立もすでに発表されている。「野球評論家としても、また一人の人間としても成長していきたい」という赤星の、新たなスタートだ。<テレビウォッチ>