大山鳴動して鼠何匹? 「小沢幹事長不起訴へ」報道

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

<テレビウォッチ>『政治とカネ』の疑惑をもたれていた民主党の小沢幹事長。2度の事情聴取を行っていた東京地検特捜部は、小沢幹事長を不起訴にする方針を固めた模様だ、と複数報じられている。

これで幕引き?

   番組では、開会中の国会で盛んに飛び交うヤジの功罪を取り上げた中で、さらりとこのニュースに触れた。

   2月1日の定例会見で、さばさばした表情で自ら2度目の事情聴取を明かした小沢幹事長。おそらく何らかの感触を感じ取っていたのかもしれない。

   番組では、リポーターの大村正樹が、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士に電話取材した。

   不起訴処分だとすると、その理由は?? について若狭は次のように語った。

「不起訴だとすると(小沢幹事長の)共犯としての証拠が弱いということでしょう。つまり政治資金収支報告書にウソを記載したということについて、共犯として関与していた証拠が弱いということのほか何ものでもないということ」

   不起訴処分だとしたら、小沢幹事長の立件問題はこれで幕引き? についても、若狭は「他の犯罪事実で捜査を継続することはできないのではないかと思う」と。

秘書の犯罪と政治家の責任

   キャスターの小倉はあっけない幕切れで終わりそうな気配に内心不満なのか……

   「大山鳴動してネズミ何匹? に例えるのはけしからんと言う人がいるかもしれないが、そう受け止める人もいると思うよ」と。

   ただ、特捜部は同法違反容疑で逮捕されている元秘書の衆院議員、石川知裕容疑者(36)と会計責任者で公設第1秘書の大久保隆規容疑者(48)らについては、起訴する見通し。

   勾留期限の2月4日に小沢幹事長と併せて処分を最終決定する方針だが、野党がこの処分を受けて開会中の国会で『秘書の犯罪』を巡る政治家の責任を追及するのは必至。大山鳴動は終わっていない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト