<テレビウォッチ>日本相撲協会の理事選挙が2月1日行われ、強行出馬した貴乃花親方が大方の予想を覆し当選を果たした。
造反の3票
二所ノ関一門を破門された支持者を合わせ7票しかなく当選があやぶまれていたが、3票が流れて10票を獲得し、奇跡の当選。番組は『造反の3票は誰?』とその舞台裏を探った。
奇跡といわれる貴乃花理事誕生をもたらせた最大の要因は、新しくなった投票方法。投票用紙は、届け出順に候補者11人の親方の名前が印刷され、筆跡が分からないように名前の上にマル印を記入する方式。記入場所や投票箱は、立会人との間に距離を置き不正を防いだ。
結果、10票を獲得し当選するはずだった立浪一門の大島親方が8票しか獲得できず落選。その2票に加え、別の1票が二所ノ関一門から貴乃花親方へ流れたと見られている。
この逆転劇に動揺したのは他の親方たち。取材したリポーターの横野レイコによると、「ある親方は、一門から立候補した親方のところに行って『僕じゃありませんから』と言ったくらい。親方たちに動揺があった」という。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト