元特捜検事が解説 小沢2回目聴取の意味

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テレビウォッチ>民主党の小沢幹事長がきのう(2月1日)の定例会見で、日曜日に2度目の事情聴取を受けていたことを明らかにした。「刑事責任を問われることは想定してないが、仮にあるとすれば非常に責任は重い」と、事実上進退に言及した。

「前向きにやろうと」

   みのもんたが「びっくりした」という。2度の聴取について、元特捜検事の若狭勝は、「これが特捜本来のやり方。周囲にわからないようにやる。1回で終わるようなら、ジ・エンドだが、2回というのは、前回の矛盾点などを聞くわけで、前向きにやろうとしていることを示す」という。

   収支報告書への虚偽記載の容疑で逮捕されている元秘書の石川知裕衆院議員の勾留期限が4日に迫っているが、若狭は「起訴は間違いない」。

   みの「国会議員のまま? これで小沢さん自身には影響ない?」

   若狭「小沢氏の関与についてどう話しているか。これは刑事事件としてのことで、政治的なものとは別だ」

   今回の聴取では、個人資金の流れについても聞かれたといい、家族名義にしていた4億円について小沢幹事長は「家族の名義にしていたが、わたしの金だ。贈与した認識はない」といった。

金銭感覚を国民が許容するか

   「これで、通りますか?」というみのに、若狭は、「これは一般的に相続税、贈与税を免れるために使う手口」。

   みのは、税務署がこの言い分を認めてくれるなら、早速われわれもやった方がいいが……と冗談めかす。さらに「これ脱税じゃないの? で、もうひとつ4億円があるんだって? 知人から預かって、新しいお札に換えるため、って、わからない」(笑い)と続けた。

   杉尾秀哉は、「だから、小沢さんがたとえ刑事責任は問われなくても、こういう金銭の扱いの感覚を、国民が許容するのかどうか」という。

   小沢幹事長の虚偽記載への関与はまだ定かではない。本人も否定している。しかし、こうした金の話だけでも、検察は十分点をかせいでいるのでは?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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