<テレビウォッチ> 泥酔して一般人をなぐって怪我をさせたことがわかった横綱朝青龍。きょう(2月1日)の日刊スポーツは、「被害者の男性から、『暴行されたというのはウソだった』という書類が相撲協会に提出される」と報じた。なぬ?
「覚えてない、と」
朝青龍は先々週、マネジャーをなぐったということで、謝罪会見。当のマネジャーもブログで「横綱にわだかまりはない」などと書いていたのが、実は真っ赤なウソ。「殴られた」のは知人のクラブ責任者で、鼻骨骨折で全治一か月という診断書を警察に出していた。
傷害事件となれば、親告罪ではないから横綱が刑事事件の被疑者になるという前代未聞の事態。「引退」を求める声が高まっていた。それが「ウソだ」というのだから、日刊スポーツも「朝青龍側から示談に向けて何らかの働きかけがあったのではないか」「示談金は1500万円とも」と伝えている。
みのもんたは「何かあるから示談なんですよね」と笑う。
渦中の高砂親方はきのうになってようやく、「朝青龍は酔っぱらっていて、覚えてないといってる」とだけもらした。当の横綱本人は、週末の2つの力士引退相撲に出たものの、事件については語らず。土俵入りには、「日本一」「しっかりやれよー」などという声がかかった。
ただ、白鵬との相撲では2番とも力なく負けている。その白鵬は「してはいけないことをした。先輩から、力士の手は刀になると教えられた」といった。
引退勧告した「身内」
南大阪の後援会発起人でもある松浪健四郎・前衆院議員は、「文科省は頭を抱えていると思う。いちばん考えなければいけないのは、朝青龍自身と親方だ」という。松浪前議員は朝青龍が十両時代からの付き合いだが、先週ブログで「引退」をすすめた。
「大横綱の記録がなくならないためには、自らまげを切った方がいい」と。
中澤潔は、「あんなやんちゃな横綱いらないという声が圧倒的。これを協会は無視できないと思う。が、相撲の面白さでいうと、朝青龍がいなくなると、3割落ちる。悪ガキの面白さはある」
末吉竹二郎は、「国技だスポーツだというが、ビジネスでもあるわけで、そのあたりで協会は判断を誤っているのではないか。わたしは横綱審議会に期待したい」
その相撲協会は、今日が理事選だ。貴乃花親方の立候補でこれ自体がニュースになっている。午後には新たな理事が決まり、新理事会は4日、朝青龍問題に断を下す。