「予算メーター」がピンチだ
中でも「BALLAD名もなき恋のうた」の山崎貴監督率いる白組による3DCG最終兵器「博士の動く城」の美しい映像が登場するや否や、メーターがすごい勢いで下がり、予算がなくなるので総統の絵が雑になってしまうことも。
ちなみに劇中でスポンサーのCMを流すと予算メーターが上がる。そのため突然キャラクターが不用意にCMのキャッチコピーをしゃべり出すこともある。また主題歌に、スーザン・ボイルの「夢やぶれて」を起用している。「夢やぶれて」という曲名が、鷹の爪団にぴったりとくる。
最後に全体を通していうと、笑えるが、やはり若干のネタ切れのようなものを感じる。島根県ネタを使い過ぎている点や、クライマックスに向かうまでの件が大体前作と同じなのが挙げられる。ただ総統の「誰もが幸せに暮らすことのできる世界をつくる」という信念には、いつも胸を打たれる。総統は、ちゃんと大切なメッセージも観客に伝えたいのだ。そんな彼ら鷹の爪団を「悪」の秘密結社というのは少しおかしな気もする。
PEKO
オススメ度:☆☆☆