泥酔暴行の朝青龍 なぜ現行犯逮捕されなかった?

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<テレビウォッチ> 横綱・朝青龍(29)の一般人暴行事件を続報。新聞やテレビ報道を見ていると、日本相撲協会、師匠である高砂親方の右往左往ぶりには目に余る。

「もう限界」

   警察も、告訴を必要とする親告罪でもない傷害事件なのに何故か持て余し気味だ。番組に生出演した相撲ジャーナリストの杉山邦博が、まず怒りをあらわに次のように。

「もう限界ですね。『次に何かあったら済まされない』という意味の厳重注意がもう何回も続いてきた。伝統ある国技のもっとも頂点に立つ横綱が場所中、まだ7日も8日も残っているというのに深夜4時、5時まで泥酔。しかも、一般人に暴力を振るった。これはどう考えても厳しい対応せざるを得ませんね」

   この後、みのと杉山が一問一答を繰り返した。

   「最初に、親方が協会にマネジャーと揉めたと報告していた。これも問題ですね」(みの)

   「結果はウソをついていた。おまけにブログまでウソを書いていた。昭和24(1949)年には成績不振で途中休場した横綱が、プロ野球を見たと言うだけで引退に追い込まれたことがある……それだけ厳しい」(杉山)

   「厳しい世界なのに何故今はダメなんですか?」(みの)

   「2年半前のモンゴルでのサッカー騒動の時にもっと厳しく対応していればここまでズルズルと、こんな感じにならなかった。甘すぎた。残念でなりません」(杉山)

「第3者が調べるべき」

   ここでみのが、同じく生出演した元東京地検検事の大澤孝征に疑問を。「もうひとつ分からないのは、たまたま交通事故の処理で現場近くにいた警察官に被害者が『助けてくれ』と求めたのに、なぜ警察はそのまま……」。

   大澤は「普通なら現行犯で身柄拘束してもかまわないくらいの内容だと思う。被害者の言い分が『もういいです』みたいになったんだと思います」。

   またTBS解説委員の吉川美代子が「協会が高砂親方に事実関係を調べさせています。が、親方自体が協会にウソをついていた。これでは…」。

   これに杉山は「ここはもっと違う人、第3者に調べさせるとかがあっていい。協会全体はもっと踏み込んで問題を捉えないといけないのに、後手、後手に回っている」 

   当事者たちの右往左往ぶりに影響され報道する側も歯切れが悪くなるのは当然。

   最後にみのが「奇しくも理事選挙目前。貴乃花親方が立候補する今度の理事選は、新しい体制が生まれるきっかけになるかもしれませんね」と。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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