タレントのラサール石井が2010年1月27日のブログで、弱音について語っている。
「弱音を吐かないっていうことはけっこう難しい」。本人は何かにつけて、「しんどい」「ダメだ」と簡単につぶやいてしまうらしい。第一次漫才ブーム世代とあって、「なんでも本音をさらけ出しぶっちゃけトークすることが面白い、と思ってきた」。
ところが中には一切の弱音を吐かない人もいる。スポーツ選手にはとりわけ多い。たしかに、勝てなかった言い訳をするスポーツマンはみたことがない。
「そういう人とは何が違うのか」
ラサールの考えは「人生に対する考え方の違いなんじゃないか」ということだ。生き方を「道」ととらえる人と、「勝負」と考えている人とがいて、その違いではないか、と。勝負では相手に弱気を悟られれば負ける。弱みにはつけ込まれる。だから、嘆いたり、愚痴をこぼしたりすることがないのだろうか。
「普段から弱音ばかりを吐いていては、どんどん自分をマイナス方向に持っていってしまうのだ。悪魔に弱味を握られ、人生の勝負に負けてしまう」
そういうわけで、弱気にならなかったり、弱音を吐かなかったり、弱みを見せなかったり――些細なことだが大事なのではないか、とラサールは書いている。「皆さんどう思います?」<テレビウォッチ>