秋葉原事件と責任能力 今と「事件当時」の精神状態

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本村弁護士「問題は…」

   弁護士の本村健太郎は「被告の手紙は非常によく出来ている。自分の心情を正直に話し、文章もしっかりしている。現時点では精神状態もハッキリし、まともな神経になっていると思う。問題は事件当日の精神状態がどうだったかだ」と述べる。

   テリー伊藤は「被告は、事件の記憶がないと言っているが、レンタカーを借り、凶器を買い、携帯サイトの掲示板に犯行に至る自分の行動を逐一、書き込んでいる。心の回復段階で、記憶を甦らせたくないと避けている可能性もある。これは分からない」とコメント。

   検察側は責任能力が完全にあったとし、弁護側は何らかの精神障害があったと主張して減刑を求める方針だ、と阿部は説明する。裁判所はどういう判断が下すのだろうか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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