<テレビウォッチ>場所中に深夜酒を飲んで暴れたというので、謝罪していた横綱朝青龍について、きょう(1月28日)のスポーツ紙が「うそつき」と書いていた。マネージャーを殴ったというのはウソで、被害者はクラブの責任者で鼻骨の骨折1か月の怪我を負わせていたというのだ。
大声で助けを
今日発売の週刊新潮がもと。記事などによると、事件が起こったのは1月16日の午前4時過ぎで、西麻布の路上で、被害者の男性をクルマに引きずり込んでパンチを食らわせた。さらに、運転手に『川へ行け』と命じ、『お前をそこで殺してやる』と暴行を続けた。
たまたま近くで交通事故の見聞をしていた警察官を見かけた被害者が、大声で助けを求めてわかった。パトカーが3、4台と警官10人が出動したのだという。
日頃から「横綱の品格」を言い続けているやくみつるは、「横審で『次なにかあったら引退勧告』というのがあるが、それに当たる。格闘家が素人に手を出したら自分がどうなるか、これは基礎中の基礎といいますか、自覚していければならないことですから。まして横綱となれば、自ら出処を考えるべきこと」という。
小木逸平「格闘家の肉体はねぇ」
やくは「素人に向けたら、アウトです」
横綱審議会も処分を考えることになりそうだという。
場所中に飲酒・乱暴というのもびっくりだが、その後優勝して、「歴代3位」を祝っているのだから、なんともはや。大相撲も格闘技K1並みか。
貴乃花派の勝算と尊崇
もうひとつが、貴乃花の理事選立候補問題。きのう貴乃花派の親方が口を開いた。
「非常に厳しいです。当日までわからないが、選挙に挑戦して、相撲界をよくしたい」(阿武松親方=元関脇益荒雄)
「先代と約束した。貴乃花親方を守り抜く」(音羽山親方=元大関貴ノ浪)
「状況は厳しいが賛同者を待つ」(間垣親方=元横綱2代目若乃花)
「しがらみがなかったら、50票くらいとるよ」(大嶽親方=元関脇貴闘力)
やくは「貴乃花より若い親方は、われわれが考える以上に尊崇の念をいだいている。相撲とったことのある人は感じるのではないか、実直さとか」
その絆の深さはわかるが、相手方にも絆があるわけで……きょう理事選立候補受けつけ。