<テレビウォッチ>どこを向いても景気のいい話は聞こえてこないが、百貨店業界となると、もはやマンモス、ダイナソー級の落ち込みよう。有楽町マリオンの西武有楽町店も、今2010年いっぱい(12月25日)での閉店が決まったという。
生き残る道
もう百貨店という形態の寿命は尽きた――などといった冷ややかな声も聞かれるが、小倉智昭キャスターの考えは違う。「百貨店は、百貨店という形態を忘れてしまったんじゃないか」。
女性向けやら、ほかにない特徴やらを追求して、古き良き百貨店の安心感が損なわれてしまった。それを取り戻せば、生き残る道はある、というのである。
「百貨店やりたいよね」とオグラは真顔で言う。お付きの中野美奈子アナらは「エーッ!?」と驚くが、この手のハナシをオグラがするのは、筆者が覚えてる限りで2回目である。
「めざまし」に対抗?
「絶対おもしろいと思うんだよね。俺なんか、百貨店やったらね」
くしくも、とくダネ!の前座をつとめる「めざましテレビ」が銀座に冠物産館をオープンしたばかり。とくダネ!グループの総帥は、今後百貨店ルネサンスの実現に向けて、あれこれ画策していく構えだと見られる。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト