「何百万」もする婚約指輪を東尾理子にプレゼントしたばかり。幸せ絶頂、幸福ラブラブ党首の石田純一が小さな国会に颯爽と登場してきた。
いまだバブリー時代のニオイを漂わせる貴重な石田は、「不景気なのでお札をジャンジャン刷ります」というマニフェストを提唱するのにうってつけの人材だったのかもしれない。 国債の発行などではなく、単純に政府がカネを刷って、国民全員に50万円ずつ配るというのである。
「金持ちの預金吹き飛ぶだけ」
デフレやらインフレやらの議論の途中、議長役の古市幸子アナが「里田議員、わかりましたか」と厳しい口調で、おバカキャラで売り出した里田まいを詰問した。「いま、私ちょっとダメみたいです」「私のことはとりあえずほっといて頂いて……」と答える里田に、太田光総理(爆笑問題)は手を叩いて大喜び。
が、その後間もなく、今度はソーリが同じ状況に見舞われた。「太田総理! 発言がありませんが、ハナシについて行ってますか?」。ソーリはなんと「ボクは最初から付いてってないんですけど……」と衝撃告白。里田を笑ってばかりもいられない無口なソーリであった。
石田をサポートするマニフェスト賛成派のなかでは、経済アナリストで獨協大学教授の森永卓郎が奮闘。「デフレで得する人もいる。金持ちはもっとデフレになれ、と思ってる。(カネの価値が上がるので)株にしても、不動産にしても、たくさん買える」「万が一、(紙幣を刷りすぎて)ハイパーインフレになっても金持ちの預金が吹き飛ぶだけ」と、番組好みの極端論を展開した。
菓子の持ち帰りに光る目
「金持ちが気持ちよくカネを使える」ことこそが好景気をもたらすと信じる政治コメンテーターの金美齢から「貧乏神」と命名されると、森永は「本質をついてる」と応戦。なぜなら、マニフェスト反対派は金持ちばかり、賛成派は貧乏人ばかり。「(石田は貧乏で)靴下も買えないんですよ」と笑わせた。
森永センセイは舌好調だったが、究極のバラマキ法案は賛否同数で否決された。さらにセンセイの周辺で、キナ臭い動きがあることがわかった。うまい棒など、控え室に置いてある菓子を持ち帰るのが慣わしのセンセイだが、その行為をディレクターに監視されているというのである。弁当も出なくなったというほど、テレビ番組の制作費削減がどんどん進行してるだけに、余計な菓子代がかかるセンセイの首も、もしかしたら危ないのかもしれない。
ボンド柳生
*太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中(日本テレビ系)