民主「検察は説明しろ」 一般国民は裁判で、政治家は起訴前に

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<テレビウォッチ>まるで『数は力なり』を過信した烏合の衆の集まりか……

   民主党の小沢幹事長の元秘書らの疑惑事件。小沢幹事長の「検察との対決」というツルの一声に反応したのか、同党議員らによる検察、マスコミへの反発に歯止めがかからない。

   1月20日の『朝ズバ!』が新たな反発の動きとして取り上げたのは、石川知裕容疑者の「逮捕は暴挙だ」として民主党議員らが発足させた『石川代議士逮捕を考える会』。

   この会合は、石川容疑者と当選同期の衆院議員13人が出席し開かれた中で決まった。この中には、『検察vs鳩山政権』の会合と受け取られかねない首相補佐官や政務官ら5人も含まれていたらしい。

   さすがにまずいと思ったのか、平野官房長官がこれら政府関係者には「出席しないよう」たしなめたというが、ケジメのなさはお話にならない。

   番組には、この会合に出席した柚木道義衆院議員と元東京地検特捜副部長の若狭勝弁護士が生出演した。

   そこで、キャスター・みのが「真相はどうなんですかね~」に、柚木議員は「われわれ自身が真相を知りたい。そういうことが設立の趣旨です」と。

   これに若狭弁護士が軽くない政治資金規正法の意味を噛んで含めるように次のように……

「民主党が検察批判をするのは構わない。が、そもそもこの政治資金規正法がどういう法律なのか、すべからく皆が共有すべきです。もともとは政治腐敗防止法という名前で考えられていた法律です。政治資金収支報告書は国民に対する情報公開なんです。その収支報告書にウソの記載を書くことは国民に対する裏切りで、極めて重い犯罪」「そういう位置づけについて、皆の考えが違うので問題が起きる。まずそういう前提について意識を徹底すること。それを踏まえて検察を批判するならかまわない。その辺はどうなんですか?」

   これに対し柚木議員の答えは……

「検察批判とか、圧力をかけるということではなくて、あくまで真相を知りたい。具体的にどのような部分がどう悪いのか検察の公式発表がないので、お示し願いたいと」。

   これにみのが「同じことは小沢さんにも言えるんじゃないですか?」に、柚木議員は「そうですね。幹事長ご自身が聴取に応じられるということですから説明されると思います……」。

   徒党を組むと威勢はいいが、いざ1人になると??が烏合の衆。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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