<テレビウォッチ>一時は弱気な態度も垣間見られた小沢民主党幹事長だが、いつの間にやらオザワ度をすっかり取り戻したらしく、民主党大会で、いつもの仏頂面で検察との対決姿勢をあらためて表明。戦うオザワに、会場では拍手喝采が起こり、「異常なほどの盛り上がり」(小倉智昭キャスター)を見せた。
政治アナリストでゲストコメンテイターの伊藤惇夫によれば、「不気味」な光景である。「秘密結社とか、権力から圧力を受けてる人たちのようだ。政権与党なんですから」
究極的に検察の指揮権を持つ鳩山首相も、「(オザワさん)どうぞ戦ってください」。スタジオでは、総体に民主党、オザワ、鳩山の「戦う」姿勢への違和感が語られたが、検察には本当に問題はないのかと疑問を投げかける少数意見も。「資金問題の解明は待たれるが、ひとつの観点として検察も公務員だ。民主党の大きな目標に公務員改革があり、その反動という見方もできる」(海堂尊・作家)
「本当にオザワさんがやましいことがないなら、テッテー的に戦うべきだと思いますよね」と、オグラはオザワにアドバイスを送っていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト