小沢へ「聴取に応じて」 TVで注文つけた民主新人

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<テレビウォッチ>『検察と小沢の全面対決』となった小沢民主党幹事長の資金管理団体を巡る土地取引事件。

   沈黙して語らない民主党議員が多いなかで、先の衆院選に当選した若手議員がただ1人『朝ズバ!』に生出演。執拗なみのの問いに「(小沢さんは)潔白というなら検察の事情聴取に応じるべきだ」と。

   この議員は先の衆院選で神奈川11区(横須賀、三浦)から出馬し、小泉進次郎議員に敗れたものの比例復活した横粂勝仁議員。

   よどみなく答えた姿勢はアッパレ。以下はそのやり取り……

   まずみのが、同じくスタジオに生出演した岸井成格・毎日新聞特別編集委員に「岸井さん、この時期民主党の横粂さんが若手としてOKし、出演するというのはどうですか?」

   岸井は「いいんじゃないですかね、若くて。怖いもの知らずかもしれないですが……」。

   これに横粂が「こういった時に出なければ政治家じゃないと思っていました。批判を受けるのも政治家、それに対し説明するのも政治家だと思っています」。

   小沢幹事長に聞かせてやりたいひと言だが、続けてみのが「こういう事態を見ていて、民主党議員としてどういう気持ちで今日出てこられたの?」と。これに横粂は次のように答えた。

「『政治とカネ』の問題は深刻なものです。ゼネコンからの闇献金は事実であれば許されることではないと思っている。しかし今、通常国会が始まった時期において、『政治とカネ』はしっかり取り組むとしても、民主党としてやるべきことをやらなければ……。『政治とカネ』がクローズアップされるあまり、国会が空転してしまって景気対策、雇用対策が遅れることを危惧します」

   が、みのが執拗に食い下がって「小沢さんの強気についてどう思う?」と。これにも横粂はよどみなく次のように答えた。

「ご本人が潔白だというのであれば、捜査段階ということの限界はあると思いますが、しっかり事情聴取に応じて頂きたい。職務を輿石代行に委任することも増えるとおっしゃっている。時間が空くと思いますので聴取に応じて頂きたい」

   さらにみのが「民主党はその昔、秘書の責任はバッジをつけた議員の責任だと言っていたが、今3人も逮捕されて、小沢さんに政治的、道義的責任はないと……」。

   横粂の答えは、

「一定程度の責任はあると思っています。その一方で政権交代に対する期待に対し実現していくことの責任もある。どちらを優先するかは、政治家として党としての決断の時期と思う。幹事長辞めろという声が70%あったとしても、減っているとはいえ民主党支持率は40%ある。これだけの事件があっても期待されていることも確かで、その期待にお応えしていくのみだと思っています」

   マイクを向けても逃げまくり、黙して語ろうとしない若手議員は論外だが、逆にこの段階で「聴取に応じるべきだ」という若手議員の姿勢は際立つ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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