龍馬で234億円! 景気のいい話ぜよ

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<テレビウォッチ> 「いまだに坂本龍馬ってすごい人気なんだね~」と、キャスター・みの。NHKの大河ドラマ『龍馬伝』に触発されたのか、今すごい龍馬ブームだという。

   番組では、出口の見えない不況からワラをも掴む思いでこの龍馬ブームに便乗する各地の催しを取り上げた。題して『不況の夜明けは近い!日本を救うゼヨ~』。

   まず、ブームに沸いている龍馬生誕の地、土佐の高知。龍馬を知ろうと、龍馬の銅像がある名所・桂浜には観光客が引きも切らず。土産店では、龍馬のTシャツやまんじゅう、ポスターが飛ぶように売れ、昨2009年に比べ既に1.5倍の売り上げという。

桂浜の訪れた若い女性の観光客に、龍馬ブームについて聞いた。答えは「(龍馬は)今、リーダー的な人や社会を代表する人たちに欠けていて、求めるものがあるんじゃないですか。政権が代わって時代も幕末みたいだし……」。

   先の3連休に『県立坂本龍馬記念館』には去年の5倍、5000人の観光客が訪れたという。

   このブームを当て込んで明日1月16日に『土佐・龍馬であい博』がオープンする。1年半かけて龍馬に関する知識を徹底的に習得した17人の女性スタッフが出迎えるとか。

   日銀の衛藤公洋高知支店長は「234億円ぐらいの経済を押し上げると見ています」という熱気ぶりだ。

   龍馬ブームを当て込んだのは高知ばかりではない。幕軍終焉の地、北海道・函館も。龍馬が開拓を目指したというのでブームの便乗。去年11月に『龍馬記念館』をオープンさせた。

   さらに龍馬率いる『海援隊』の船が沈んだという広島県福山市のホテルではランチのメニューに『龍馬膳』が登場。龍馬夫婦が日本最初の新婚旅行に行った鹿児島県霧島市の温泉地でも、さっそく春のシーズンに向けてリニューアルを。

   一方、当然ながら出版界でも龍馬ブーム。現在、龍馬関連の本だけで300~400冊も出回っているという。今1月29日には、『主婦の友社』が期間限定の雑誌『RYOMA』を発売する。その編集長の本名がなんと『坂本龍馬』。龍馬ファンの父親が名付けたのだとか。

   空前のブームは、それだけ長引く不況が限界にきているということだろうが、さて思惑通り、日本を救うために「龍馬は来てくれる」か??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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