小沢疑惑を「国民は理解」? 選挙結果が意味するもの

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テレビウォッチ>民主党の小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる疑惑(政治資金規制法違反容疑)で、東京地検特捜部はきのう(1月13日)午後、小沢個人事務所、ゼネコン「鹿島」本社(港区)などの一斉捜索に踏み切った。

   当の小沢幹事長はそのころ名古屋での講演会。約2000人の聴衆を前に、「お騒がせしたのは、不徳のいたすところ。申しわけない」といいながらも、「私どもは法に触れるようなことを致したつもりはありません」と。「つもりはありません」「信じております」を繰り返していた。

   2004年に陸山会が世田谷の土地を購入した事実が、政治資金報告書に記載されていなかった(なぜか05年に記載)こと。これで告発を受けていた。

   購入手続きをしたのが、当時秘書で現衆院議員の石川知裕、すでに地検の事情聴取を受け、小沢幹事長から個人資金4億円を借りて現金を複数の口座に分け、さらに陸山会に入れたことなどを供述している。

   焦点は、代金4億円の出どころだ。これが、ダム建設にかかわるゼネコンからなのか、小沢幹事長の個人資金か、政党助成金の一部なのか。

   テレ朝社会部の高橋政光記者は、「土地取引のあった時期に、岩手県の胆沢ダム工事を受注した鹿島から資金提供があったのではないかという疑い」という。

   また、これが3月に時効になるので、その前にめどをつけるには、国会が始まる1月18日までにけりをつける必要があった。小沢幹事長が事情聴取に応じないので、強制捜査に踏み切ったのだという。

   鳥越俊太郎が「久しぶりに政権の中枢に手を突っ込んだ。造船疑獄以来か」といった。「いま新聞に検察がリークした情報がじゃんじゃん出ているでしょう。普通じゃありえない話です。石川議員の身柄をとるかどうかで、上層と特捜が割れてるんじゃないかと思う」という。

   赤江珠緒は、「小沢さんが事情聴取に応じないというのがある」

   やくみつるは、「小沢さんは『国民が理解してくれたから政権がとれた』と言っているが、違う。政権を与えたんだから、もっと説明してよだ」

   高橋記者は、「当初は、石川議員と別の元秘書を在宅起訴の方針だったが、この捜索で出てくる資料しだいでは別の展開もありうる」とみる。

   鳥越は「造船疑獄以来」といったが、もっと近くに金丸事件がある。自民党で小沢幹事長の親分だった人。あの時の金額は5億円だったか。話は「自民伝統」の手口そのものではないのか。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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