国会議員にかかる金 「税金分」の価値あるか

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<テレビウォッチ>三反園訓が解き明かす「週刊永田町トリビア」が好評らしい。きょう(1月13日)のテーマは「政治と金」。

   まず、「1月1日に政治家に嬉しいことがあります。何でしょう?」

   落合恵子「政党助成金」。はい正解。税金から支出される助成金の基準日が1日。番組が試算した各党の額は、民主173億円(昨2009年118億円)、自民103(同157)。以下公明24、社民9、みんな4、国民3、日本1、改革ク1。共産は制度に反対で、受け取っていない。

   「議員1人あたりは?」(鳥越俊太郎)

   三反園「だいたい4000万から5000万です。議員数プラス得票率で、得票率が高いと沢山行く」「ヘェー」

   これを導入した細川首相が、「国民1人『???』1杯分の負担をお願いしたい」といった。「『???』は、ラーメン、コーヒー、牛丼?」。鳥越が「コーヒーだったかな?」

   そう、正解はコーヒー。1杯250円だと319億円になる。

   「ここからが本当のトリビアです」と三反園。

   ◆余ったり、解党したら返すの?
 政党助成法33条には、「総務大臣が返還を命じることができる」とあるが、命令がなければそれっきりで、罰則もないのだと。「いま問題になっているのが、(小沢)自由党が解党したときの、お金はどこへいったんだろうというやつ」。不動産にされたんじゃたまらない。

   ◆A党100人が分裂して、A党50人、B党50人になった。お金はどこへ?
 森永卓郎が、「A党に出たものだから、A党でしょう」。その通り。A党が100人分で、B党はゼロ(翌年からになる)。

◆使途の制限は?
 「制限してはならない」(同法4条)。「何につかうのも自由」「エーッ!」。「ただし、これに使ってはならないというのがある」
 森永「愛人?」鳥越「ギャンブル?」(笑い)。いや、「借金の返済」と「お金を貸す」こと。これを原資に儲けてはいけない。
 三反園は、「これが、国会議員の給料袋です」と見せた名前は「平沢勝栄」とある。その平沢議員。「年間1000万円だった。これからは800万円か? 何に使ってもいいが、自民党では高級料亭での飲み食いは禁止」「私でも、年間最低で5000万から6000万円かかるから、政治献金なくしてはとてもできませんよ」という。助成金は献金をなくすのが目的だったのだが……。

   ◆給与はいくらか?
 で、給料は129万7000円。「そこから税金を引かれ、あとで区民税がかかる」と手取りは110万くらい。ほかに「文書通信交通滞在費」が月100万円ある。何に使ってもいいし、領収書も要らない。
 三反園が「給料みたいなものですね」「なっちゃってますね」
 ほかに、JRパス、私鉄パス、パス用のパスもある。これに年間12億円かかっている。ボーナス211万円(年2回)、電話は議員会館から東京23区内は無料だ。

   三反園は「虎の子渡し」という言葉を示して、「納税者はやりくりして税金を払っていることを、政治家はもう少し意識してほしい」と。当たり前のことをいわないといけないとはねぇ。

文   ヤンヤン
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