日本の航空機に「タイ人機長を」 国際競争と生き残り策

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<テレビウォッチ>法的整理を銀行側も了承し、ようやく再建への道を歩み出すことになった日航の今後についてスタジオ陣が意見を交わした。

   ロバート・キャンベルは、欧米のメガキャリアと提携すべきだとした上で、「路線を縮小して太平洋路線をデルタに委ねるとか、ナショナルキャリアというJALのイメージを転換して行かないといけない」と言う。

   おおたわ史絵が「年金の減額+リストラで、JALの方々の心中は穏やかでないのではないか」と懸念すると、テリー伊藤も「大切なのは安全性。地上の整備の人たちを確保してほしい」とした。そしてCEO就任が取りざたされる稲盛和夫(京セラ名誉会長)に触れて「ベンチャーの人が、どちらかといえば保守的なJALでどれだけやれるか。たいへんだ」と話す。

   ゲストの金子哲雄(流通ジャーナリスト)は「あくまでも私見」と断って、「国際競争となると、人件費の安い国の労働者が乗務運航しないと生き残れない。将来的には、日本の航空会社が合同で、フィリピンとかタイといった国に、乗務員や機長の養成学校をつくるなどして人材育成を海外でやって、その方に日本の航空会社で乗っていただいて、人件費を下げて行くことが重要」と語る。

   聞いていたロバートが「旅客が増えているのはフィリピン、タイ、中国、インドなどの新興国だけ。JALというと欧米路線という感じだけど、地道にアジアを開拓して行く必要がある」と述べた。

   加藤浩次は「再建の土台が整ってきた」と言ったが、課題山積で地ならしも容易ではなさそうだ。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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