<テレビウォッチ>政府と民主党はきのう(1月11日)、副大臣、政務官15人など政府の人員を増やすことを決めた。総理補佐官も5人から10人(民間人も起用)になり、政府に入る議員は約90人になる。
この増員は、国家戦略室を局に格上げするのと、局長に官房副長官がなる、などに伴うものだが、民主党がかかげる「政治主導」の具体化でもある。ただ、選挙でいっていた「100以上」よりは少ない。
民主党の衆参国会議員は423人。内閣に65人、党に113人、新人議員143人を除いてもまだ102人もいる。現行法では74人までとなっているので、法改正が必要だが、はたして90人という数はどれほどの意味をもつのか。
財務省出身の大串博志議員は、「これまでは、予算案ができると役人が説明していた。これを大臣、副大臣、政務官が全部やるから、内容も政策も熟知した上で政治的折衝もしないといけない。経験、人脈などオールラウンドの力を求められる」という。
また実務上も、「人数が増えると分担できるので、楽になり政治主導の実も上がる」という。藤井前財務相も激務だったという。
赤江珠緒が、「鳩山さんがいっていた100人には届かなかった」
三反園訓は、「小沢さんに気を使った結果でしょう。きのうの会合でも、鳩山さんの目がキョロキョロして、緊張していた。小沢さんが目の前にいるから」(笑い)と解説。「(人選では)比例の復活組はダメ、新人もダメ。経験がなければ役人に取り込まれるから、もっと経験を積んでからというのが、小沢さんの考えだから、90人は一歩前進だ」
鳥越俊太郎は、「量より質でしょう。日本の官僚は優秀だから、それと政策で太刀打ちして政治主導を貫くためには経験は必要」
若一光司は、「選挙では100人といっていた。あの看板は何だ。それと、1年生議員をはずした。次の選挙に通ることだという。しかし、選挙民からすれば、国政で働いてもらうために選んだんだから、選挙民に対して失礼ではないか」
赤江「会社の1年生とは違いますものね」
大沢孝征も、「新人でも能力を持った人はかなりいるはず。選挙回数でいうのはどうか。能力がないと官僚を引っ張ってはいけないが、そこに入れて育てる必要もある」
三反園は、「能力のある人はその通り。ただ、新人も問題をドンドン提起して、努力した人が登用されないといけない。党の主導が強くなるのかなという気がした」
小沢幹事長のやり方、考え方は、かつての旧き良き自民党のやり方だよ。