<テレビウォッチ>彼らが未来の日本を救う? きのう(1月10日)行われた「エコノミクス甲子園」で、ラサール高校のチームが日本一になった。正式には「第4回全国高校生金融経済クイズ選手権」(NPO法人金融知力普及協会)。現役高校生が、金融・経済に関する知識を競うのだが、おそるべし、その知識・・・・・・。
例えばこんな具合だ。
問題「発展途上国で作られた製品を・・・・・・」 答え「フェアトレード」
問題「フランス、オランダ、ベルギーの証券取引所が合併してできた・・・・・・」 答え「ユーロネクスト」
問題を最後まで読まないうちに答えが出る。スタジオもあぜん。
そこで小木逸平が意地悪く「みなさんもニュースやってるんですから答えられるでしょう」と、高校生クイズのいくつかを並べた。
問題「介護保険の被保険者となり保険料をおさめなければならないのは何歳から?」
すっとは出ない。鳥越俊太郎が「40歳」と答えて正解。パチパチ。松尾貴史は知らなかったらしく、小木の「強制加入です」に、「だから意識してないんだ」
問題「市場競争において、どちらか一方の利益を損なわないともう片方の利益を増やすことができない状態を何最適という?」
どうやら誰も知らない。問題の意味もわからないか、鳥越が問題を反復している。赤江珠緒が「シーソー状態?」なんていってる。
答えは「パレート最適」といわれても、誰もわからず。松尾が質問すると、小木は「私は何も解説できないです。経済を学んだ人がぎりぎりできるかも」(笑い)。赤江が、「番組の価値があがる?」(笑い)
さて次。問題「業界団体『日本メイド協会』の理事をつとめたり、著書のひとつに『萌え経済学』などがある経済アナリストは?」
これはわかった。「スパモニ」水曜レギュラーの「森永卓郎」が答え。 小木が「高校生だと、もうスパッと答えが出る」
上宮菜々子が、「このあたりで・・・・・・」と『日本メイド協会』のところを指す。松尾が「役に立たない情報だ」(笑い)
今回の参加は、全国201校、535チーム(2人ひと組)。予選をへて全国大会には20チーム。優勝するとニューヨーク旅行。といっても、ニューヨーク証券取引所などでの研修旅行に招待されるのだそうだ。
「ウォールストリートを歩く訳ね」(鳥越)。松尾は「甲子園なら兵庫県でやって」と、もうやけくそ。
さあ、このすばらしい高校生が将来どうなるのか。霞ヶ関や証券アナリストにはこの手のが多いが、ヤッピーだのファンドだのではちょっとね・・・・・・。