<テレビウォッチ>自民党の70歳定年制ルールを無視して夏の参院比例選の公認をゴリ押ししている山崎拓・前副総理。ところが、続々と似たようなケースが自民党に。
番組は、今朝(1月8日)の朝・毎・読3紙に掲載された『長老議員』公認を巡る記事を取り上げ、コメンテーターから「参院選は厳しいんじゃないですか」の声が……
まず記事の中身から。読売は、谷垣総裁が1月7日、やはり参院選比例区に出馬を求めている保岡興治元法相(70)と山崎の公認をしない意向を固めたという。
これに対し毎日では、谷垣総裁が2007年の参院選で落選した片山虎之助・元総務相(74)を参院選比例代表に擁立する方針。同じく落選した保坂三蔵・元参院議員(70)はすでに比例代表で公認を決めているという。
一方、朝日は青木幹雄・前参院議員会長(75)が、参院選島根選挙区から立候補する意向を固めたと伝えている。谷垣総裁は、選挙区での出馬は年齢制限がないので問題ないとか。
時代が大きく変わったのに、国会議員という『蜜』にしがみつく『長老議員』たちの姿には呆れるが、みのも「これ、おかしいんじゃない」と。
これに与良正男(毎日新聞論説委員)が「山崎さんは衆院からの鞍替えだからですかネ~。基準がはっきりしませんね。谷垣さんは生まれ変わった姿を見せないと、参院選は大変でしょう」。
北川正恭(元三重県知事)は「自民党はバンと決めないと。あれの場合はこうだ、これの場合はどうだと理屈じゃなしに、党の姿勢を明確に示さないと参院選はきつくなるんじゃないでしょうか」。
最後にみのが「参院選でどう戦うかきちんとできていないね。はっきりしないと大変な風が吹いちゃうかもしれません」と止めの一発を。
ことここに至っても、自分で作ったルールを自ら壊す、口先だけのご都合主義……