<テレビウォッチ>鳩山首相は結局、藤井財務相の辞表を受け取った。「健康上のことなので」という。辞表には医師の診断書がついていた。が、内容は明らかにされていない。
辞任の本当の理由は? これがまだ、くすぶってはいる。
同級生でもある鈴木淑夫・元衆院議員は、「体がもつかなぁと思っていた。誠実で責任感の強い男だから、(ここで辞任というのは)相当悪いなと心配している」という。
一方で、「心意気だけで乗り切って行く珍しい人だから、ここはと思ったら体調なんて口に出さない人。おかしい」(田中秀征)という声もある。予算編成が思うようにできなかったからという、小沢幹事長との確執説だ。
後任は菅副総理になった。まあ妥当と、衆目の一致するところではあるが、赤江珠緒が、「今回の決断は早かったですね」。
三反園訓も「鳩山さんにしてはね。長引くとまた、小沢さんとどうとか言われかねないから急いだ。また、菅さんなら『打撃』にならない」
鳥越俊太郎は、「官僚答弁禁止だから、答弁能力だろう。細かい数字まで頭に入っているかどうか」
赤江「国家戦略室がどうなるか」
所太郎が、「行政刷新会議の仙谷さんと両輪だったのが、仙谷さんがひとりで両輪をやることになる」
三反園は「財務相は、予算を成立させるため。国家戦略室はまだ局ではないし、いずれ局になるまでのつなぎでしょう」
東ちづるは「わたしはポジティブに見てる。官僚に厳しい人だし」
小木逸平は「菅さんはこのところ静かだった」
三反園「財務省がいちばん嫌だった人が菅さん。野田さん(副大臣)ならまだ御しやすい。ただ国会で質問に答えられるのは菅さんしかいない。いまシズ菅だが、またイラ菅に戻るかもしれない」
やくみつる「後継のための修行というのは?」
三反園「これで成功すれば、ポスト鳩山の1番手。失敗すれば終わり。でも国会まで1週間しかないでしょう。猛烈勉強しないといけないが、答弁力では菅さんしかいない」
番組の最後のところで、その野田副大臣の映像が撮れた。「(菅氏を)しっかりと支えていきたい」と硬い返事。藤井前大臣は後任に野田副大臣を推していたといわれ、財務省も待望していたのだと。嫌っているのは小沢幹事長。
そのうち藤井前大臣の病名が漏れてくれば、真相がわかる?