山拓パンチでフラフラ? 自民党に吹くすきま風

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テレビウォッチ>「1番線が強い人。小沢さんのいるところ、いつもいるから」とキャアスターみのが1月6日の番組で予想した通りになった。

   体調不良で辞意を固めていた藤井財務相が6日、医師の診断書と辞職願を鳩山首相に提出。辞任が受け入れられ、後任には菅直人副総理兼国家戦略担当相の就任が決まった。

   そのみのが「これもまたビックリ」と取り上げたのが、山崎拓・自民党前副総裁の参院選比例区公認問題。

   昨2009年の衆院選で民主党新人に惨敗した山崎が6日午後、自民党本部に谷垣総裁を訪れ、夏の参院選で、比例区の公認候補にするよう直訴した。

   結論は先送りとなったが、部屋から出てきた山崎は憮然として、待ち構えていた記者に「できればこの場で決着して頂きたかった。もう少し時間が欲しいという話であったので……」と。

   先送りの理由は、若手議員たちの反発。自民党の参院比例区には70歳定年制という年齢制限があり、73歳の山崎はこれに引っ掛かる。

   しかも、この年齢制限を巡っては03年の総選挙でも話題になった。当時の小泉首相が中曽根康弘、宮沢喜一に対し衆院比例の公認を73歳定年をタテに断った。

   この時、自民党幹事長・副総裁で、党の采配をふるっていたのが山崎。

   自分の時にはルール無視では他の所属議員はおさまらない。塩崎恭久・元官房長官は「ルールはルール。落選した人を救うのに、(ルール無視を)やれば自民党に明日はない」とバッサリ。

   周辺の複数の関係者によると、山崎は公認を得られなければ国民新党からの出馬の意向を示しているというのだが……

   日大教授の高木美也子が「山崎さんが公認を得られず国民新党から出馬といっても、国民新党はOK しているのかしら?」。

   これに、生出演した岸井成格(毎日新聞特別編集委員)が「どうかなぁ~」。みのは「こうなったら1度解党しなきゃダメじゃない」。

   民主党に対抗すどころか、足元すらふらついているようでは先が思いやられる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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