<テレビウォッチ>三反園訓の「永田町トリビア」が政治家の正月を取り上げた。自民党からベテランの平沢勝栄議員と民主党新人の横粂勝仁議員。大晦日から元旦をどう過ごしたか。
まず平沢議員。大晦日の夜、選挙区内の初詣の人波の中にいた。支持者と談笑し乾杯し、除夜の鐘をついて次から次。午前3時までになんと神社仏閣11か所。5時からも挨拶回り。終わって事務所で年賀状の配達を待ってチェック。そのまま夫人を伴って皇居の新年祝賀の儀へ。
2日には浅草の楽屋に浅香光代を訪ね、舞台にもあがってあいさつ。ポイントは「人が集まる場所に効率よく顔を出す」ことだそうだが、車の中で「自民党は人気ないね」と、今年の感想。
一方の横粂議員も、ヨコハマの公園で年越しのカウントダウンの中にいた。ご婦人方と記念写真を撮ったり大人気。若い女性たちは「がんばって」「でも、進次郎さんの方がかっこいい」などと。あと事務所裏の神社で初詣。
そのあと日が昇ったころには、自転車にのぼりを立てて、あいさつまわり。道行くクルマにも声をかける。さらに午後は、小沢幹事長宅の新年会へ。「(幹事長から)地元活動を徹底させていることを、評価して励ましていただいた」
さて数字だ。
あいさつまわりの数、平沢50か所、横粂30か所。年賀状は、平沢4000枚。横粂は130枚だが昨2009年は20枚だった。
その年賀状は、議員が出すことは公選法で禁止。答礼も「自筆によるもの」に限られる。その自筆の範囲は、自筆のコピーはダメ。宛名はコピー、サインだけ自筆というのもダメ。イラストなどに自筆だけがOKなのだと。
「エー?」とみな驚いた。「なんで年賀状がダメなの?」(鳥越俊太郎)、「インターネットの時代に?」(小木逸平)。しかし、公選法がいかにばかばかしいかの話にまでは進まず。
三反園が、2005年から09年までの小沢幹事長の顔がずらりと並んだボードを示して、「秘密が隠されている」と。みれば、髪の分け目が毎年左右交互になっている。理由は? 片方だけだと、毛が薄くなるのだと。
09年は左だったが、10年は? 左のままで変えていない。これは政権交代を達成したゲンかつぎなのだそうだ。
平沢議員の正月3か条は、
「必ず地元で初詣」(票固めのチャンス)
「寒くてもコートは我慢」(議員バッジで活動)
「年賀状は早めにチェック」(支持者からの最新情報がある)
横粂議員は、「政治家に休みなし」
三反園はまとめに、「虎口を逃れて龍穴に入る」と出して、普通の人間ができる仕事ではないとしめた。
赤江珠緒が、「今日はきれいにまとまった」(笑い)