小沢新年会と7月参院選 盤石とはいかない理由

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<テレビウォッチ>東京都内にある民主党幹事長の小沢邸の元旦。政権交代で初めて迎えた実力者の新年会の模様を取り上げた。

   集まったのは菅副総理、原口総務相など閣僚のほか、所属する国家議員多数。その数200人という多さで、異例の2部制となった。

   で、小沢幹事長のあいさつは、最終決戦である7月の参院選のこと。

「社民党や国民新党の協力関係を崩すという意味ではなく、ここ1番という時に自分の力で政策を決定し、国会を通過させる力を持っていることが非常に大事と思っています。内輪同士で競合することになるので大変しんどいが、今の選挙制度ではそれを乗り越えないと過半数は取れません」

   単独過半数の勝利を目指すことを改めて鮮明にした。

   キャスターのみのが「連立を組んでいる国民新党としてはどうですか?」と。

   生出演した同党の亀井亜紀子参院議員が、これに応えて……

「私たちは、2大政党制に問題があるので抑止力としての機能を果たしたいと思っています。ここ1番という時に何をやりたいのか見えてこない。数だけあっても困る」

   ただし、過半数が簡単に取れるかというと、現状は厳しいようだ。

   民主党参議院の議席数は現在122議席。このうち次の参院選で53議席が改選になる。この改選議席53にさらに7議席上乗せし60議席を獲得しないと過半数の122議席に達しない。

   みのが「改選53議席は盤石ですかね?」に、TBS解説室長の杉尾秀哉は次のように厳しい見通しを……

「複数区で複数の候補者を擁立しないと過半数にならない。共倒れの可能性もある。政権発足当初の支持率なら過半数は取れるのでしょうが、これからさらに支持率が下がると60議席獲得のハードルがどんどん高くなる」

   特別な事情があったのかどうか、あるいは逆順になっておかしいとの判断からか?? 小沢邸の新年会には鳩山首相の姿がなかった。そこだけ見ると、やはり「実力者・小沢」が浮き彫りに。

   この歪んだ現実が選挙にどう影響するのか、しないのか……

文   モンブラン
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