就職氷河期再来で若者擁護 みの「企業家がだらしない」

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<テレビウォッチ>「100社受けても決まらない。今の日本、ほっとけないんです」(キャスター・みの)と就職氷河期の再来を取り上げた。

   「今年はちょっと寂しい。でも、新卒で頑張らないと人生行き詰ってしまう。ここで踏ん張らないと、という気持ちです」

   クリスマス・イブの12月24日、クリスマスのイルミネーションがまばゆい東京・原宿で就職活動していた中央大学4年の女子学生がこう呟いた。100社以上の就職試験を受けたが、今も内定はゼロだという。

   厚労・文科両省が発表した来2010年3月の大学卒業予定者就職内定率(10月1日現在)は、前年同期を7.4ポイント下回り62.5%。過去最大の下落率で、00年ごろの就職氷河期並みの数字という。

   具体的にみると、来年3月の卒業予定大学生は56万人、このうち就職希望者は42万8000人で、内定者は26万8000人。16万人の内定がまだ決まっていないのだ。

   この事態に厚労・経産・文科の3省大臣が23日、経団連など産業界トップに会い、採用枠拡大を要請したのだが……

   なぜ内定率が低いのか。就職状況に詳しいジャーナリストは次のように言う。

   「雇用調整の順番があって、その中で最初に新卒採用を絞る動きをせざるを得ない。本音では採用したいのだが、社内からなぜ業績が悪いのに採用するのかという声があがるから……」

   しかし、昔と違い経団連トップといえども各企業の経営にまで影響が行き届かなくなっているし、そんな力も今はない。ボタンの押し間違いと思うのだが……

   そこでみのが怒った。

   「企業家はもう少し頑張らなければダメだよ。だらしないんじゃないの。夢と希望に燃えて社会に出てくる人を1人でも多く採用しないと……」と。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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