「15分しかもたない」鳩山首相 支持率急落の要因

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テレビウォッチ>鳩山政権が発足し12月24日で100日を迎えた。

   『政治家主導』は発揮されたのか、『マニフェスト』に掲げた公約は実行されたのか、税金の無駄は洗い出されたのか……番組が100日目の採点を。

   キャスターのみのが、まず取り上げたのは海外メディアの反応。英国のフィナンシャル・タイムズが12月22日付で、辛口の記事を載せた。

   「民主党は、どのような政治を行いたいかは知っているが、何をすべきか分かっていない。民主党内では、首相の政策は15分しかもたないため、首相を『15分男』とあだ名をつけている……」

   この厳しい採点に、スタジオに生出演した民主党の小宮山洋子議員は「首相は性格なんですね。いろんな意見をしっかり聞く。決断が遅いというご批判もあると思いますがね。私は、点数は国民皆さんが判断されることだと」。

   一方、同席した自民党改革の急先鋒、河野太郎議員は「50点と半分。事業仕分け、空洞調査、核密約調査など、私が自民党にやれやれと言ってきたことをやって下さったことは、大変良くできましたと申し上げたい」と、おほめの言葉を。

   しかし、発足当初の9月の支持率70%台から12月は50%前後に急落している。みのが「急落の要因はなんだと思います?」

   これに小宮山は「うーん、決断が遅れるというのは分かるんですが、これ以上下がらないように。しっかり上がるようやっていきたい」。

   コメンテーターの嶌信彦(ジャーナリスト)は「日米関係の判断の仕方が違うと思われていることも……日米関係、アジアとの関係、そこを鳩山さんが言わないで、何となく揺れているように見える」。

   政権にとっても正念場はむしろ来2010年。マニフェストを4年かけて実効あるものにするという。が、国民の期待が大きいだけに、変化の時代には悠長すぎる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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