お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が2009年12月21日のブログで、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」のことを書いている。
「いやー今年も面白かった」。決戦の日が近づくと、その話題ばかりになるのはいつものことだ。品川も前の年、参加資格の最終年を4位で終えたことを思い出す。その時は悔し涙だった。が、M-1のことを「大人になってから嬉し涙や悔し涙を流せる大会があるってのは本当に幸せなことです」と語る。
第9代チャンピオンにはパンクブーブーに決まった。品川はツッコミの黒瀬純とは親しい間柄で、よく飲みに行く後輩の一人だ。黒瀬がアルバイトをしている焼き肉屋にも行ったことがある。品川によると、彼は働きながら、「くそっ絶対に売れてやる」とつぶやいていたとか。つい半年前の話である。ちなみに、品川の誕生会であったカラオケで黒瀬は、一人だけすべったこともあったそうだ。「そんなジュンがチャンピオンです。僕としても嬉しいです」
一方で、M-1に挑戦した仲間も多くいた。品川は、勝った者も敗れた者たちの「嬉し涙と悔し涙」はどちらも、話し方次第では「笑い」に変わるから、とエールを送っていた。「M1グランプリは漫才師にとって最高の舞台でありながら、バラエティーにとっては最高の前ふりなのです」<テレビウォッチ>