染料から浮かんだ新犯人像 世田谷一家殺し「進展に期待」

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<テレビウォッチ>9年前、東京・世田谷で起きた宮沢みきおさん(当時44才)一家4人殺害事件で、犯人の遺留品から新たな事実が判明したことを報じる。トレーナーとヒップバッグに3種類の特殊な染料が着いていたこと、ジャンパーのポケットとヒップバッグに入っていた砂についてである。砂は、ポケットに入っていた方が三浦半島の海岸のもの、ヒップバッグの方はアメリカ・ラスベガス郊外にあるモハーヴェ砂漠の砂と見られるという。

   番組が重点的に伝えるのは染料だ。3種類の染料は、赤・ピンクの蛍光色を発する性質をもつといい、通常、ピンク色の紙、蛍光ペンや油絵の具などに使われるらしい。扱われる場所としては、塗料やインクを調製するメーカー、製紙メーカー、文具メーカーが考えられるとのこと。

   蛍光性染料販売会社では「3種類を使う人はかなり限られてくる」と説明する。番組によれば、警視庁は、犯人が染料を専門的に使う仕事をしていた可能性があると見て捜査を進めているという。

   宮沢さんの父、良行さん(81)は「捜査員から、みきおとつき合いのあった人たちが犯人である可能性が強くなる、と報告を受けた」と話す。

   テリー伊藤は「これまでは通り魔的殺人かと思っていたら、関連があるという線が出てきた」と驚きを隠さない。

   勝谷誠彦は「捜査陣は自信を持ち始めているのかもしれない。お父さんも何らかのいいニュアンスを聞いていると思う。事件当時から印刷所との関係が取りざたされたけど、今度の染料も印刷所を示唆している」と語る。

   良行さんも「よい方向に向かうのではないかと期待を持ち始めている」と述べる。時効まで6年、1日も早い解決が待たれる。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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