「妊婦ヌード」ブーム 「新」勝ち組の「勝利宣言」か

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女は脱ぎたがる

   そうなのだ。妊婦ヌードは新たな「勝ち組」の象徴でもあるのだ。婚活レースにあえぐ女たちを横目に結婚。そして産活にはげむ女たちに優しく手をふり、臨月を迎えた女たちの勝利の証が、妊婦ヌードなのだ。撮影中も妊婦さんは笑顔に満ち溢れ幸せそのものといった雰囲気が漂っていた。

   スタジオスタッフに聞いたところ、妊婦ヌードを撮る女性は初産が多く、自分の身に起こった奇跡の瞬間を撮影したいと希望するという。さらに20代後半から30代前半までは「体が変化しているワタシの美しい瞬間を残したい」と『女性』としての面が強く、30代後半から40代では長い不妊治療の末の出産の方も多く「生まれてくる命と一緒にいる母としての瞬間を残したい」という『母親』の面が強い傾向があるそうだ。

   そう、女は脱ぎたがる。

   女性の特権であるこの美しいからだの瞬間を残しておきたい。からだを最も美しく残すためにはヌードが1番だという気持ち、わかるわかる。

   取材前、「自己満足の極みすぎて気持ちが悪い」「男としては見たくない姿だ」という猛烈な反応を受け、そして「何もそこまでやらなくても。心境がわからない」と20歳の息子を持つ女性からも渋い反応をされたが、出産経験がない女性からは、ヌードを撮ってみたい気持ちがわかり自分も撮りたくなってくる。

   結婚式出席後、結婚したい病にかかるが、この妊婦ヌード撮影に立ち会うと、妊婦ヌード撮ってもらいたい症候群になるほど引き込まれる魅力があった。

モジョっこ

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