鳩山首相の自信に根拠あるか COP15へ夫人同伴

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<テレビウォッチ>温暖化対策の国際的な枠組み作りを巡り紛糾している国連気候変動枠組条約国会議『COP15』。いよいよ12月18日から首脳級会合を迎える。

   番組では、鳩山首相がコペンハーゲン国際空港に17日深夜到着した映像などを流しながら竹内香苗アナが紛糾の模様を取り上げた。

   みのが茶化し気味に「エッ、各国に溝ときたネ」で、コメンテーターの反応はナシ。ところが、画面を見ていて2点ばかり気になったことが……

   ひとつは、17日出発する前に鳩山首相が記者に語った会合への意気込み。

   「日本が大きなリーダーシップを発揮できるビッグチャンスをもらった。ここは失敗させてはならない」

   紛糾している『COP15』は、先進国と中国など新興国が対立。米中の2大排出国に温室効果ガスの排出削減義務が課せられない枠組みで決まる可能性が出てきた。

   そうなると、2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減する目標を掲げる日本が突出して負担を強いられる危険性も。

   首脳級会合は正念場を迎えたわけだが、鳩山首相はその中でどうリーダーシップを発揮するつもりなのか、ビッグチャンスを生かし米中という日本にとって最重要国を説得する公算があるのか、一向に見えてこない。

   ふたつ目は、タラップを降りてきた鳩山首相の隣に手をつないだ夫人が寄り添っていたことだ。

   側近とおぼしき人物に先導され1人タラップを降りてきた中国の温家宝首相とは対照的。セレモニーならともかく、これから丁々発止とやり合う『戦場』に最高司令官が夫人同伴というのには違和感を覚える。

   まさか『姉さん女房』がいないと何も出来ないお坊ちゃまでもないだろうに……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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