キャンベル東大教授 「天皇の権威の政治利用ダメ」

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<テレビウォッチ>天皇陛下と習近平・中国国家副主席の『特例会見』問題は尾を引きそうである。政治ネタに冷たい「スッキリ!!」も、各閣僚の発言、政府と小沢民主党幹事長を批判する自民党有力者らの声を紹介した。大竹真リポーターによると、宮内庁には1000通以上のメールや電話が寄せられ、多くが宮内庁長官に賛同する意見だったという。

   この件に関するスタジオ陣のコメントは――

   テリー伊藤「海外の政治家にとって天皇陛下に会うのは特別なこと。箔がつく。習近平副主席は将来、主席になる可能性が高く、天皇陛下に会いたかったのだろう。小沢さんが143人もの国会議員を連れて中国へ行ったのも大きなこと。北朝鮮へプレッシャーをかけている。来年早々、北朝鮮へ行くために手を打っているのかもしれない。小沢さんもあの口のきき方では批判されちゃうけど、もう少し普通に喋れば理解される部分があったと思う」

   ロバート・キャンベル(東大教授)「日中関係も大事だし、1か月を切ったからと言って騒ぐのはどうか、という立場は、この場合は通じない。たとえば、普天間移設がゴタゴタしている中でアメリカの代表が来て、1週間前だけど何とか天皇に会わせてもらえないか、スムーズにことを運べないか、となったらどうするのか。象徴天皇は何かということに行きつく。短い間に目まぐるしく動く政治の世界に天皇の威厳、力を引っ張って来てはいけない。『1か月ルール』はチエだと思う。1か月を切ったところで出てきた課題は、天皇とは切り離して政治の中で解決すべきだ」

   それにしても、小沢幹事長は何故あんなに激怒したのだろうか。感情的といえるくらい異様だった。テリーが言うように、電撃訪朝へ道筋をつけようとしているにも拘わらず、それを阻むような言説がなされ、いら立っているのだろうか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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