永田町の癒しスポット その歴史とグルメと絶景

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<テレビウォッチ>三反園訓が伝える「週刊永田町トリビア」はなかなか面白い。今回は、「永田町1丁目1番1号はどこ?」ときた。答えは三択で。国会議事堂、総理官邸、憲政記念館。「官邸かな?」。正解は「憲政記念館」。

   三反園は、「永田町の癒しのスポット、オアシス」だという。憲政記念館は、国会議事堂とお堀との間にある緑豊かな公園だ。いわば国会の前庭。150本以上のサクラとハナミズキが植えられ、いまこの時期に咲いているサクラもある。子福桜といって、春と冬の2回花を咲かす。村山首相もよく訪れ、麻生首相(いずれも当時)はジョギングした。

   中央に高さ31.5メートルの時計塔があり、3本の柱が三権分立を表している。また、明治時代につくられた奇妙な建物がある。石造りの土蔵のようなコリント風のような。「これは、日本のあるものの基準になっています。それは何?」と三反園。これも三択で、1)高さ、2)気温、3)緯度・経度。

   答えは「高さ」。「日本水準原点」(東京都指定有形文化財)といって、国土の高さの基準。平均海面から24.4140メートルの高さにある。ここに決めたのは、日本の中心、地盤がしっかりしている、かつて陸軍の陸地測量部があった、からだという。

   江戸時代初期には加藤清正が、幕末には井伊直弼が住んでいた場所だとか。憲政記念館は1972年に作られ、日本の政治資料1万5000点が保管・展示されている。

   カメラが内部に入ると、ミニサイズに再現された本会議場とか議員バッジの変遷、88年まで衆院で実際に使われていた議員登院表示板もあった。名前もそのまま「安倍晋太郎」から始まっていて、三反園は「なつかしいな」。

   2階にあがると、歴代議長の肖像画がずらり。なかに「第6代 鳩山和夫」とあるのは、鳩山首相のひいおじいさんだ。資料のなかには、原敬や西郷隆盛の直筆とか、伊藤博文を射った安重根の銃弾、浅沼稲次郎が刺された際に着ていたジャケット、読んでいた原稿なんてものもある。

   レコードもあった。「帝国議会が解散されました」といっている。だれの声? これも三択で1)伊藤博文、2)福沢諭吉、3)大隈重信。正解は大隈。

   三反園のお薦めは、館内のレストラン「霞ガーデン」。サクラの頃は皇居を望んで絶景だという。メニューもあって「オムライス1000円」とか。鳥越俊太郎が「それもお薦め?」(笑い)。

   赤江珠緒「誰でも入れるんですよね?」

   サクラの頃がいちばんだそうだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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