普天間問題こじれさせる 発言の耐えられない軽さ

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テレビウォッチ>沖縄の米軍普天間基地の移設問題で、政府の基本政策閣僚委員会が、移設先の決定先送りを決めた。1)移設先は連立3党の協議で決める、2)移設関連費は予算計上する、3)辺野古の環境アセス続ける、との内容だ。

   この問題では、与党内でもいろんな声が出て、米側を苛立たせる要因にもなっているが、鳩山首相はきのう(12月14日)、「原案通りなら何も苦労する必要はない」といっており、合意見直しを米側に伝えるものとみられる。

   鳥越俊太郎は、「辺野古への移転合意は、アグリーメントであって、政権が交代すれば必ずしも縛られるものではない。この決定は、辺野古も含めたすべての可能性を協議するということ」

   三反園訓は、「方針決定ではなく、先送りのための方針を決めた。鳩山さんは、沖縄も連立もアメリカも大事だというのだから、これしかない。5月に決定という見方はアメリカの予算編成時期に合わせてのことだが、(移設先を)決められるかどうか」

   若一光司は民主党の対応に疑問。「民主党は以前から『県外、国外』といってきたのだから、政権をとったらすぐにも、この問題を出してくるべきだった。これでは単なる選挙のスローガンかごまかしと受け取られかねない」

   大沢孝征は交渉技術をいう。「交渉は、落としどころを考えて高めの要求を突きつけるもの。白紙にするくらい言ってもいいのだが、この状況では、押し切られるのではないか」

   三反園「その落としどころが見えない。硫黄島にするのかとか……」

   赤江珠緒が「自民党なら、辺野古に決まっていたんですね?」

   鳥越「そうだね」

   若一が。「いや、県議会が逆転しているから、すんなりとはいかない」

   三反園「鳩山さんも苦しい。毅然とした態度でいればいいのだが、いろんな人がいろいろ発言するから……」

   確かに言葉に重みがない。が、それがそのまま英訳されて伝わると、変なことにもなる。要するにみんなまだ、与党幹部の発言の重さに慣れていない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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