<テレビウォッチ>島根県立大1年の女子大生(19)殺害事件が発生から50日経過したというのでリポーター阿部祐二が現地、浜田市へ飛ぶ。捜査の進展を探るためである。結論からいうと、有力情報は乏しく、島根県警は苦戦しているようだ。
この間、11月30日、被害者のものと見られる左足のスニーカーが発見された。場所は被害者がアルバイト先のショッピングセンターから学生寮へ向かう道沿いの側溝。ここはそれ以前に警察が捜索しており、そのときはなかったという。元警視庁捜査1課の捜査員は「捜査の矛先をかく乱させるための罠」と見る。
香山リカは、バラバラにした遺体を隠すわけでもなく遺棄したことから快楽殺人の意味合いが強いとし「挑発的に靴を置いた行動も、世間の反応や警察の動揺をテレビなどで見て楽しむタイプの犯人」ではないかと分析する。
テリー伊藤は「犯罪史上例を見ないほど残虐。靴が見つかったのは事件発生のほぼ1か月後。犯人は我慢できないのではないか。自分がこういう存在であると言いたい。今月末あたり、もう1度、アクションを起こす可能性がある」と推理する。
阿部によると警察は、被害者が10月26日21時16分にショッピングセンターを出た直後を最重要ポイントと考えて捜査を進めているという。
被害者の両親は「娘の死を受け入れないまま過ごしています」と述べていると伝えられる。島根県警は犯人を見返してほしいものだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト